ABOUT

★お店と店主の自己紹介★
発達障害(アスペルガー症候群)であり、30年以上渡る両親やその他大人達からの虐待を受けてきた当事者である僕が、自家焙煎させて頂いたコーヒーを販売させて頂いております。

僕の障害の特性の一つとして、嗅覚と味覚の過敏があり、それはコーヒーの仕事にも役立てることができるものでした。
そんな僕が焼かせて頂いた豆は、その障害特性が功を奏したのか、かなりハマって下さっている方もいてくださっています。
なので僕にとって、自分で焼いたコーヒーを売らせて頂くことは、自分ができる数少ない社会貢献の一つ、でしょうか…。


僕がコーヒーを始めた2020年4月当時は、就労移行支援事業所に通っており、実質のところ無職・無収入でした。

そんな僕を救ってくれたものが、コーヒーと、そしてコーヒーがつないで下さった人々とのご縁です。
このご縁が無ければ、僕はとっくに、自らの手であの世の住人となっていた(=実質の所、両親たちに頃されていた)ことでしょう。

そして、コーヒーの世界は、それまで僕が関わろうとしてきた世界と異なり、僕をいじめようとする人達、ナルシストで意地悪な人達、心理学や精神医学の観点で見てもおかしくなってしまった人達が、ほとんど皆無な世界だったのです。

そしてその世界は、純粋に利他心を追い求める、ある種の「理想郷」でもありました。


僕の持つ障害についても、両親からたくさん虐待されてきました。
障害特性上、どうしても苦手なことを侮辱されたり、罵倒されたり、
この障害のためにどれほど自分が差別されるか脅されたり…などです。
無職・無収入の時に必死の思いで買った数万円するコーヒーミルを、「汚いもの」とバカにされたこともあります(この時以来、僕は心の底から喜べる経験が皆無となりました。もしかしたら今後も一生…)。


ですが、間違いなく言い切れます。

僕にこの診断が無ければ、こうして生きてくることも、素晴らしい絆によって生かされることもなかった。
診断が無ければ、もしかしたら犯罪者になっていた可能性もあります(幸いなことに、今の所前科はありません。このまま生き抜いて逝きたいですね)。


とっくにこの世から消えていてもおかしくなかったこの僕が、こうして自分の持つ特性を用いて、人々に感動を与えながら生きることを赦されているーーーそんな感謝と共にコーヒー豆を焼かせて頂いております。

皆様の心に届く味わいを、お届けできますように。